園芸おもしろ豆知識

園芸おもしろ豆知識

2020年

秋に向けたバラの剪定(2020年9月号)

バラは気温が下がる10月中~下旬に花色が冴えます。その時期に花を咲かせるためには、約50日前の8月末~9月上旬に剪定します。剪定方法は一般的な四季咲き大輪バラの場合、樹高の2/3程度を残し外向きの良い芽の上で切ります。同時に内側の黄色い葉や枯れ葉も取り除きましょう。多花性のフロリバンダは花がら摘み程度にとどめます。剪定は、葉の数を減らしてしまいバラに負担がかかります。切りすぎるくらいなら、剪定しないほうがバラにとっていい場合もあります。病害虫の被害や夏の暑さで調子の悪い株の場合、剪定は大きなダメージになりかねません。弱った株の場合剪定を行わず、いい花を咲かすよりも株の回復を目標に管理しましょう。

涼しさを感じる緑陰(2020年8月号)

 暑い夏、木陰に入ると建物の陰では感じられない涼しさにほっとします。これは、葉で日陰になっていることに加えて、葉っぱから水が蒸散して温度が下がっているという科学的な理由があります。さらに、風を感じる葉のゆれや緑の濃淡など見た目の美しさも大いに役立っています。
 このような樹木の特性を利用すると緑陰の心地よさを暮らしに取り入れることができます。庭に木漏れ日をつくりたい時には、光をやわらかく遮る落葉樹、西日などの日差しをしっかりと遮りたいときには常緑樹というように場所に応じて樹を選ぶと効果的です。

真夏の水やり指南(2020年7月号)

 夏本番を前に、鉢花の水やりのおさらいです。
 水やりには植物に水分を与えて肥料を溶かし、鉢の中をリフレッシュする働きがあります。水は朝にやり、夕方までに乾くのが理想で、根元に注ぎ、鉢底から抜けるまでたっぷりやると、鉢の中の空気が入れ替わります。育て方の説明にある多め、少なめとは水の量ではなく頻度のことです。
 夏場は朝でも涼しいうちにやります。日中は、やった水がぬるま湯になり根を蒸らすのでNG。とても暑い日は夕方もう一度水やりが必要か、植物や土を観察しましょう。ホースやジョウロにたまった熱湯をかけないよう、ご注意を。植物が完全に水切れしたら、鉢ごとバケツに浸してから引き上げて、日陰で養生させましょう。

香りを楽しむ(2020年6月号)

 どこからともなく漂ってくるいい香りで季節の到来を感じる・・・誰しもそのような経験があると思います。
 私たちの身の回りには、とてもいい香りを持つ植物が多くありますが、中でも春のジンチョウゲ、初夏のクチナシ、秋のキンモクセイは三大香木と呼ばれるほど親しまれています。
 他にもクロモジの枝やサンショウの葉、カリンの実などは古くから好まれ、とても人との関りが深い植物です。いろいろな楽しみ方があるハーブもそうですね。
 近頃では、いい香りを持つ植物を中心に庭を構成する「フレグラントガーデン」の関心が高まっています。いい香りに包まれて日々を過ごす・・・なんと素敵なことでしょう!!

竹の成長はなぜ早い?(2020年4月号)

 タケノコの出回る季節となりましたが、地面に顔を出した後のタケの成長は非常に早く、1日で120センチほど伸びたという記録もあります。なぜそんなに早く成長できるのでしょう?
 秘密は節にあります。多くの植物では茎の先端にある生長点が細胞分裂し伸長していきますが、タケでは先端の成長点だけでなく、節ごとに成長帯と呼ばれる帯状の分裂組織があり、1本あたり約60個あるとされる各々の節が同時に成長し、一気に伸長できるのです。
 ちなみに一般的に流通しているのはモウソウチク(孟宗竹)のタケノコです。少し遅れて収穫されるハチク(淡竹)という細身のタケノコはあまり流通していませんが、アクがなく美味しいと密かに人気があります。

春を知らせる庭木(2020年3月号)

 すまいに庭木を植えると、奥行き感や立体感などの空間美を創り出したり、光や風を調節する効果が得られたりしますが、もうひとつ季節を感じるという楽しみも与えてくれます。新緑、花、紅葉などの四季折々の魅力に加えて、春を知らせる木を植えてみてはいかがでしょうか。
 マンサク、ヒュウガミズキ、サンシュユなどは、2~3月に葉より先に咲き始めるため、春の訪れをより感じさせてくれる樹木です。寒い冬から暖かな春への予感を感じさせる花は、見る人をうれしい気分にさせてくれます。

節分と魔除けの植物(2020年2月号)

 2月3日は節分です。節分には玄関に柊鰯を飾って魔除けにすることも多いのではないでしょうか。ヒイラギは葉の刺が鬼の目を指すために家に入れなくなるとされます。また、イワシのにおいは鬼を遠ざけるとされ、2つ合わせて魔除けに使われます。柊鰯は全国で広く見られる風習ですが、中にはほかの植物が魔除けに使われる地域もあります。
 愛媛県では、幹に刺があるタラノキの枝をヒイラギや煮干しと一緒に付けるそうです。ほかに有毒なアセビや、刺のあるグミやサンショウ、葉が針のようなネズミサシなどを飾る地域もあるそうです。毒や刺を持つ植物を玄関先に飾ることで、邪気の象徴の鬼が家に近づかないと思われたのでしょう。

七草粥(2020年1月号)

 1月7日の朝に、春の七草を入れて作られるお粥で、一年の無病息災を願って食べられます。この習慣は江戸時代に広まったそうです。
 春の七草を現代名にすると、「せり」はセリ、「なずな」はナズナ(別名ペンペングサ)、「ごぎょう」はハハコグサ、「はこべら」はハコベ、「ほとけのざ」はコオニタビラコ(現代名ホトケノザとは別種なので注意)、「すずな」はカブ、「すずしろ」はダイコンを指します。カブとダイコン以外は、春の水田雑草として見られるもので、身近な植物です。
 お正月のごちそうで疲れ気味の胃を休め、冬に不足しがちなビタミンを補うという効能もあります。自然の恵みを頂いて、健やかな一年を過ごしましょう。

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