観葉植物には越冬温度(冬越し可能な最低温度)があります。寒さに弱い観葉植物は暖かい場所に移して育てます。シンゴニウムやポトス、サンセベリアは8℃以上、パキラは5℃以上保てる場所で管理します。
またアンスリウムやフィットニアは寒さに非常に弱いので、夜間はダンボール箱に入れて管理します(10℃以上必要)。冬の水やりは控えめにします(乾き気味)。
今回は草花の植え方についてアドバイスします。先ず、根の張り具合を見ましょう。ポットの底に根が巻き付いているようであれば、少し解してから植えます。根が多少切れても問題ありません。(巻き付いた根が新根の発育を妨げる)。
冬到来に備えて根を十分に張らせておく必要があります。(根の育ちが不十分だと土が凍結した際、根株が浮き上がる)。次に徒長してくる苗は軽く切り戻します。切り戻すことで脇芽が出て、良い花が咲くようになります。
鉢植えでは3年ごとに植え替えが必要です。先ず鉢から株を抜いて古土を落とします。1株に3~4芽付けた状態で株分けします。小分け過ぎると勢いが落ちて花が咲かなくなる場合があるので注意しましょう。
植え替え用土は赤玉土を5、日向土を2、腐葉土を3の割合で混ぜた土など排水性の良い土を使用します(暖効性化成肥料も混ぜる)。
冬から春の花壇を彩る草花といえばパンジーがあります。種まきは9月中旬から下旬がよいです。赤玉土など排水性のよい土に種を播き、種が隠れる程度に薄く覆土します。育苗にはプラグトレイを使用すると便利です。発芽するまでは乾かさないように注意し、発芽後は水やりを控えめにして管理します。
パンジーは涼しい場所を好みます。まだ残暑が厳しい時期なので、できるだけ風通しが良く、西日が強く当たらない場所で育苗するとよいです。本葉が4枚出たら3号ポットへ移植します。
四季咲き性のバラを、秋に花を咲かせるには剪定が必要です。8月下旬から9月上旬に2~3番花が咲いた枝の中ほどで切ります。冬の剪定と異なり。葉をできるだけ多く残して剪定することがポイントです(軽く剪定する)。また細い枝や込み合った枝は切って整理します。
梅雨が明けると気温が上昇します。山野草など暑さに弱い植物は(午前中のみ日光が当たる)涼しい場所に移して管理します。適当な場所がないときは遮光ネットで覆うのもよいです。水やりは気温が下がる夕暮れ時に行います。朝に水やりをすると水分が蒸散し、蒸れて病気の原因にもなります。
ナデシコやキンギョソウなどは夏越しが出来れば、秋も花が楽しめます。
春に植えた草花はよく伸びて形が乱れていると思います。梅雨の前に切り戻しをします。切り戻すと形が整い、花数が多くなります。また高温多湿による蒸れの心配もなくなります。切った枝は挿し芽にするとよいです。ペチュニアやベゴニアなどは簡単に挿し芽ができます(葉を1~2付けて、水揚げ後に赤玉土に挿す)。
5月はバラの最盛期です。花が次々に咲いて気持ちのよい時期ですが、病害虫の発生に注意が必要です。黒星病(破に黒病班が出て早期に落葉する)にはダコニール1000を散布して予防します。黒星病は予防するための薬剤はあっても治療薬はないので早期の散布が重要です。発病した時は病葉を摘み取って、被害を最小限にくい止めます。うどんこ病も発生する場合があります。こちらはサプロール乳剤を散布したらよいです。アブラムシやイモムシなどの害虫にはスミチオン乳剤などの殺虫剤を散布して駆除します。なお、病気と害虫が同時に発生した場合は殺菌剤と殺虫剤を混合して散布するとよいです。
カトレアの根が鉢から出て、お困りの方もいるかと思います。カトレアは中南米の熱帯に分布し、木に着生(引っ付く)して生きるランの仲間です。地面に根を下ろす必要もなく、木から滴る水分や湿気で十分に生きていけます(根の乾燥を防ぐため、スポンジ状のカバーが根に備わっている)。そのため鉢に植えられていると息苦しさを感じ、根は外へ出てしまうわけです(根は呼吸するために外に出る)。鉢に植えてあるのは美観的な理由があるためで、カトレアにとってはあまり好ましくない環境のようです。カトレアにとっては木片でも結び付けられているほうがよいようです。
カトレアの栽培で注意することは、水やりは水苔か乾いてから与えることです。
早春に咲いた庭木(ウメやサンシュユなど)は3月に剪定します。込み合った枝は間引いて整理し、伸びすぎた枝葉切り戻します(枝先3分の1ほど切る)。ツバキやサザンカはこれから伸びる新梢の先端に来年の花芽をつくります。花が終わったら、できるだけ早く剪定するとよいです(軽く刈り込む)。
宿根草や球根が入っている鉢の管理は大丈夫ですか。葉がないので管理を忘れてしまう人が多いようです。休眠中ですが極端に土が乾くと枯れてしまいます。葉が出ていなくても根は春に備えて活動しています。適時、水やりをしてください。水やりは昼間(11時~14時)の時間帯にします(夕方、水やりすると土が凍結し、断根する場合もある)。
春に備えて寒肥を与えます。腐葉土(バーク堆肥も可)に化成肥料(醗酵油粕も可)を混ぜて作ります。それを木株から少し離れたところに穴(深さ20~30cm)を掘って埋め戻します。穴掘りしているときに多少であれば根が切れてもかまいません。適度に根が切れてることで細根の生長が促され、木が元気になります。木の種類にもよりますが、生垣では4~5年に一度は断根(根を切る)したほうが樹勢が良くなります。
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2023/03/02(木) 六番川体育館行事予定(3月・4月) | |
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