「洋ランの女王」と呼ばれるカトレア。豪華で優雅なこの花は、人々をとりこにしてきましたが、このカトレアが梱包材料(詰め物)だったと聞くと驚かれるかもしれませんね。
イギリスの園芸家である、W.キャトレイは、とくに珍しい植物の収集に熱心で、ブラジルからさまざまな植物をイギリスへ送ってもらっていました。そのときに、長い船旅の途中で貴重な植物が傷まないように保護する梱包材料として、カトレアが使われていたのです。しかし、このときはまだ、この植物がどのようなは花を咲かせるかなどは知られてもおらず、ただ丈夫そうな葉のため使われていました。キャトレイはこの梱包材料に使われた、変わった葉をもつ珍しい植物に興味をもち、捨てずに栽培し続けたところ、1824年にかつて見たこともない豪華な花を咲かせることに成功したのです。カトレアという名前は、このキャトレイを記念して名づけられたもので、その後、カトレアの美しさは貴族や富豪の間でもてはやされることになりました。
しかし、偶然とはいえ、ブラジルで植物採集をしていた人がカトレアを梱包材料に選ばなかったら、カトレアの発見はもっと遅くなっていたかもしれません。
植物の中には一定期間、低温に当てないと開花が難しいものがあります。鉢物ではデンドロビウムやクンシラン等があります。両者とも最低温度が6~7℃になるまでは屋外に置き、その後は暖かい室内(10~15℃)の窓際で管理します(クンシランはカーテン越しで管理する)。例年ですと岡山市内(南部)であれば11月中旬頃まで屋外で管理すればよいです。なお、クンシランは低温に当てた時期が短すぎると花茎が伸びずに花が咲いてしまうので注意がいります。その他、秋植え球根も低温に一度当てないと花が上手く咲かないので注意しましょう。
台風のあとや気候が不順な年などに、春咲く花が夏や秋に咲くことがあります。これを「返り咲き」あるいは「狂い咲き」といい、昔から不吉なことと考えられていました。この現象は、台風や害虫その他によって葉や枝に傷がつくことによって植物内のホルモンバランスがくずれ、引き起こされることが多いようです。 夏に花芽が分化し、その後、花器の発達がはやいサクラ、リンゴ、ナシ、ツツジなどに見られ、花はやや小さく、時には奇形となり、花の色が淡くなる傾向があります。
ミズアオイは河川や水田などに生える水生植物です。日本全土に分布していますが、環境の悪化に伴い個体数が減少してきています(準絶滅危惧種)。
夏の七草のひとつで涼しげな青紫色の花が印象的です。花が咲き終わった茎は45度の角度で下へ折れ曲がり結実します。熟すと実が裂けて小さな種子が多数出てきます。種子は水底で越冬し、春に発芽します。
夏の花といえばヒマワリがあります。ヒマワリは小さな花がたくさん集まってできた花です(花の直径が20cm程のもので900個以上の小花がある)。
小さな花一つ一つに果実ができます。果肉がなく、果皮が薄いので種子のように見えます。花一つに果樹が一つできると思えば納得がいく話です。
ハンゲショウは湿地などに生える多年草です。7月2日(半夏生)頃に茎の先端にある葉の一部が白くなります。葉の半分だけが白くなることから、お化粧を顔半分だけしたたとえで“半化粧”と呼ばれるようになったという説もあります。
ハンゲショウは7月に白い小花を穂状に咲かせます。ハンゲショウはドクダミと同様に茎や葉に独特の臭気があります。
ゴムノキやドラセナ、パキラなどはすぐに大きくなります。管理がしやすい大きさで剪定します(側枝の上で切る)。萌芽性が強いので余程のことがない限り枯れる心配はありません。
つる性の観葉植物は茎を切り戻し形を整えます。サトイモ科の観葉植物(ポトスやシンゴニウムなど)は挿し芽で仕立て直す方が簡単です。
相手に言葉を交わさず気持ちを伝える手段として花言葉が出来ました。ヨーロッパでは19世紀にかけて流行しました。花言葉は民族文化をもとに生まれたため、同じ花であっても国や地域によって意味が異なります。
また花の形状や色によって意味が異なります。例えばバラでは、蕾が恋の告白、赤が情熱、黄色は薄らいだ愛や嫉妬、白は純潔や尊敬を意味します。花束を贈るときは確認が必要かもしれませんね。
カトレアは2~3年に一度は植え替えが必要です。水苔が古くなると鉢の中の通気性が悪くなり、根腐れの原因になります。植え替えは花が終わってバルブの下から新芽が2㎝伸びた頃が適期です。先ず鉢から株を抜き、古くなった水苔と腐った根を取り除きます。そして新しい水苔で根を包み、鉢に押し込むようにして植え戻します(株元は水苔で隠れないようにする)。なお植え替えて半月程は水やりを控え、肥料は施しません。
カタクリは3~4月のわずかな間だけ見ることができます。花は短命です。5月には早々に枯れてなくなります。ヨーロッパではカタクリをスプリング・エフェメラル(春のはかない命)と呼んでいます。昔はカタクリの球根から片栗粉を作っていました。
しかし、現在はジャガイモ(デンプン質)を原料にして作られています。半田山植物園ではカタクリの花が3月下旬頃に見られます。
ジャガイモは2月下旬から植え付け可能です。早めに畑の準備に取り掛かりましょう。ジャガイモは排水性の良い土地を好みます。溝を掘って畝を作ります。種イモは1方が35gになるように切り分け、切口に草灰を塗っておきます(イモの腐れ防止)。そして切口を下にして8cm程覆土して植えます。4月に良い芽を2つ残して、あとは間引きます。
ジャガイモは連作障害が出やすいです。昨年、ナス科の野菜(トマトやピーマンなど)を育てた場所は避けるようにしましょう(5年間は同じ場所では育てない)。
門松は平安貴族が長寿祈願のためにマツを家に持ち帰り、飾るようになったのが始まりのようです。当時は松飾りでしたが、今では竹が目立つ飾りになりました。生命に満ちた竹を神の宿る場所(依代)にしたわけです。邪気を払ってもらい、一年を無事に過ごせますようにという願いが込められています。
竹が斜めにカットされているのは訳があります。これは徳川家康の先勝祈願に関係があるそうです。武田信玄に一度敗戦した家康は、次ぎは武田(竹)を斬る(勝利する)ことを願いました。
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2023/03/02(木) 六番川体育館行事予定(3月・4月) | |
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