園芸おもしろ豆知識

園芸おもしろ豆知識

2012年

野いちごを食べよう!~フユイチゴ~(2012年12月号)

 フユイチゴは、つる性の常緑植物です。初夏からひっそりと小さな白い花を咲かせ、秋季にはゆっくりと実をふくらませます。そして寒い冬を迎えると赤らんだ実が緑の合間につやつやと輝きだします。
 採って食べるとほのかに甘酸っぱく、素朴な味を楽しむことができますよ。
 操山の中や里山センター周辺の山際などでも、冬になるとこのフユイチゴを見かけることができます。里山でいちご摘みができるかも!?探してみてください♪

肥料と活性剤(2012年11月号)

 観葉植物や鉢物などにアンプル入りの液体が差し込んでいるのをよく見かけます。これは「活力剤」といって、植物が夏の暑さで弱っているときや日光不足で弱っているときなどに使用すると効果があります。しかし、活力剤は「肥料」ではありません。植物を育てるとき、栄養分を補うために肥料(化成肥料や有機質肥料など)を与えますが、肥料成分のなかでもチッ素、リン酸、カリは「肥料の三要素」と呼ばれるぐらい植物の生育にとっても重要な成分です。しかし、これだけでは植物を丈夫に育てるには不十分で、カリシウム、マグネシウムなどの「微量要素」と呼ばれる成分も、植物には少量しか必要でないものの、生育には不可欠な成分です。微量要素は、庭土や畑などに含まれており欠乏することはあまり起こりませんが、プランターや鉢植え栽培では、水やりのたびにこの微量要素が少しずつ流亡してしまい、たとえ三要素が足りていても植物がうまく育たないことがあります。そこで、植物の総合ビタミン剤として開発されたのが活力剤なのです。ただし、活力剤ばかり施し続けていては植物もうまく育たず、あくまでも「栄養の補助」としてとらえておき、肥料は肥料として忘れずに与えましょう。

ホトトギス(2012年10月号)

 ホトトギスは、秋に花を咲かせる、風情のある多年草で、花の斑紋が、渡り鳥のホトトギスのお腹の斑点模様を連想させることから、この名がついたと言われています。

 東アジアからインドにかけて、20種ほどが知られていますが、その半分以上が日本各地に自生しています。生育場所は山地の林などで、岡山市ではヤマジノホトトギスなどが見られます。植え付け場所は、芽出しから晩春までは日当たりが良く、晩春以降は直射日光の当たらない半日陰が適しているので、落葉樹の下などがよいでしょう。用土は、庭植えの場合は、腐葉土を十分すき込んでください。鉢植えの場合は、鉢底にゴロ土を入れ、赤玉土4、軽石4、腐葉土2の配合土に植え付けます。さまざまな園芸品種も流通していますので、お好みのものを見つけてください。

チューリップを2月に咲かせる(2012年9月号)

 チューリップを梅が咲く季節に咲かせてみませんか。植物は温度や日長などの影響を受けて花芽ができ、開花します(開花処理)。開花生理は植物の種類によって仕組みが決まっています。チューリップは球根で休眠しているときに花芽ができます。
 花芽が成長し、開花するには一定期間の低温(冬の環境)と気温の上昇(春の環境)が必要です。9月頃に球根を冷蔵庫に入れて冬の環境にします。冷蔵温度は5℃ぐらいが適温です。球根を新聞紙に包んでビニール袋に入れて、温度変化が少ない奥の方に入れ2ヶ月程保存します。絶対に零度以下に凍らせないでください。湿度は必要ないので、乾燥した状態のまま貯蔵します。貯蔵期間中に芽や根が伸びてくることがありますが、そのままにしておいてください。根は再生しないので切らないほうがよいです。球根の表面にカビが生えることがありますが、見つけたら布などで拭き取ってください。植えつけは普通どおりでよいです。低温に慣れた球根を急に加温すると開花しなくなる恐れがあるので、2週間ほど戸外におきます。その後屋内に入れます(春の環境)。葉が出てきたら、日が良く当たる窓辺におきます。夜は窓から離れたところに置き段ボール箱などをかぶせ、保温してください。また、水ぎれに注意してください。苦労して開花させた花は長く楽しみましょう。暖房が効きすぎる部屋では花もちが悪く、寒い部屋ではうまく花弁がひらきません。15~20℃が適温です。屋外は冬なのに、室内ではチューリップの花が咲き春を先取りしていますね。植物の種類ごとに決まっている開花の仕組みを利用すれば、開花時期を変更することができます。つまり、チューリップの開花を早めるには冬の寒さと春先の気温変化を人工的に作りだせばいいのですね。

「キノコの季節といえば秋」。そう思っていませんか(2012年8月号)

 実はキノコの中には、四季に関わらず一年中収穫でき、いつでもおいしく食べられるものがあります。そのキノコとは、キクラゲです。歯ごたえはこりこりとして食感がよく、主に八宝菜や皿うどんなどの中華料理の具として用いられています。お店で売っているキクラゲは「アラゲキクラゲ」という種類のキノコで、ほとんどが栽培されたものですが、このキクラゲは案外かんたんに野生のものを採集することができるのです。①雨が降ってから数日後、②草木がよく湿っており気候の暖かいとき、などの条件さえそろえば、ヤナギやコナラ、フジ、ネムノキといった色々な木の枯れた部分などに生えてきます。山登りなどの際には、是非枯れ木にも注目してみてください。*実際に採取する場合には、キノコに詳しい方などに確認してください。(里山センターでもご相談承ります。)

虫をつかまえてエサにする植物の話(2012年7月号)

 みなさんは、「食虫植物(しょくちゅうしょくぶつ)」という言葉を聞いたことがありますか。食虫植物とは、その名のとおり「虫を食べる植物」のことです。ふつう植物は虫に花の蜜をとられたり、葉や果実を食べられたりしますが、その逆に、植物が虫をつかまえて食べ、自らの栄養にしてしまうという、きわめてめずらしい特徴をもっています。ただ、動物たちのように植物たちは動き回ることができません。では、どのようにして虫たちをつかまえるのでしようか。ここに、彼ら(食虫植物たち)のすごさがあるのです。彼らは、葉の一部を変化させ「捕虫(ほちゅう)」と罠を仕掛け、巧みに虫たちをおびき寄せ捕獲する技を会得したのです。あるものは、葉の表面に水あめのようなべたつく毛を持ち、近くによってきた虫を捕らえるもの(モウセンゴケのなかま)、あるものは壺のような形の袋をつくって虫を落とし込むもの(ウツボカズラのなかま)、そしてあるものは、二枚貝のように葉をひろげその中にやってきた虫を瞬時につかまえるもの(ハエトリグサのなかま)などがいます。自然界って本当にすごいですね。

ネムノキ(2012年6月号)

梅雨の季節になると、人里近くの山の端や池の土手などで、ネムノキの花を目にすることができます。葉の上に開花するので、遠くからでもよく目立ちます。淡紅色のフサフサの花は美しく、幻想的ですらあります。夜になると小葉を閉じて垂れ下がり眠っているように見えることからネムノキの和名がついたと言われています。葉を閉じる理由は、いろいろな仮説がありますが、未だ解明されていません。 人里近くに自生することから、人とのつながりも深く、昔はカツラ(桂)とともに、自家製のお香の材料として利用されていました。
種まきで増やすことができますが、太い直根が地中深く伸び移植は難しいので、庭に植える場合は、場所をよく選んでから植えましょう。日当たりの良い、湿潤な場所を好みます。葉がチョコレート色の園芸品種も出回っています。

身近にある計量容器(2012年5月号)

”肥料のやりすぎで植物をダメにしてしまう”といったケースは少なくありません。このような失敗を防ぐには、正しいやり方で分量も正しく施すことにより失敗を防ぐことができます。わたしたちの身のまわりには意外に量の目安になるものがたくさんあります。牛乳パックは1000cc、500ccと決まっているため、水の計量として使うことができ、大変便利です。そのほか、コーヒークリームの空きパック(5から6cc)、ストロー(直径5mm)などがあります。ストローの先から6cmのところが1ccです。ストローは先を指で押さえて取り出し、容器に入れます。決して口では吸い上げないでくださいね。なお、粉状のものを水にとかす場合は1ccは「1g」と置き換えて薄めましょう。

サクラと春の園芸作業(2012年4月号)

サクラは、日本の気候風土に適した花木であり、人々が定住して農耕や狩猟を行うようになった頃には、すでにサクラの開花を一つの暦として取り入れていました。サクラの花は、いっせいに無数の花を咲かせ、あっという間に散ってしまいます。サクラの花は神の化身。そこに神が宿り、田畑にも飛び移って、稲を豊かに実らせる・・・サクラの花びらが散る様子を穀物の神の種まきと考えたのでしょう。
サクラの花の咲き具合、散り具合でその年の穀物の豊凶も占いました。今でもサクラの花の開花時期は園芸作業の目安になることが多く、サクラの花が散った頃に種まきをし、冬ごしで室内に入れていた植物は戸外に出して鉢の植え替え作業などをします。皆さんも肌で季節を感じませんか?

椿(つばき)という名前の由来(2012年3月号)

ツバキは木偏に春と書いて「椿(つばき)」と読むことから、春を代表する樹木として親しまれている植物です。語源には、光沢のあるさまを表す古語「つば」に由来し、「つばの木」で「ツバキ」になった説、葉の艶から「艶葉木(つやばき)」から転訛した説。葉が厚いことから、「厚葉木(あつばき)」から転訛した説・・・・・といろいろな説があります。いずれも厚く光沢のある特徴的な葉に由来するもので、冬でも枯れることなく青々とした葉を茂らせるツバキをみた古代の人々は、ツバキを「栄えをもたらす木」と考えていたようです。中国では、椿はセンダン科のチャンチンを指し、ツバキとは全く異なった樹木です。「椿」という字は日本で作られた国字です。冬の寒さにも負けず、葉を茂らせて栄えをもたらす木とされた椿にあっても、春のおとずれは嬉しく、その喜びに花を咲かせるのでしょう。冬の寒さに耐えて葉を茂らせ続けた春だからこそ、春のおとずれがうれしいのですね。

植物の冬越しの室温はシクラメンを目安に(2012年2月号)

寒さが厳しくなると、夜間の部屋の温度をつい高くしがちになりますよね。しかし、室内に置いてある鉢植えにとって、必ずしも良いこととは言えません。種類によって寒さに強いもの、弱いものなどがあり、夜間の温度管理には頭を悩ますことが多いのではないでしょうか?そのようなとき、室温の「バロメーター役」として便利なのがシクラメンです。まず、つぼみが何本か付いている大輪形の鉢植えを購入し、日中は、室内で日のよくあたるガラス越しなどに置き、夜間は暖房の入っている部屋に置きます。そして、2週間ほど様子を見ます。つぼみが少しずつ大きくなり開花するようになれば「夜間の温度が適温」(12~13度)といえます。しかし、花茎や葉がぐったりとしおれ、水を与えても元に戻らないときは「夜間の温度が高すぎる」(20度以上)ことを意味し、反対に2週間たっても、つぼみが伸びなかったり、花が開かないときは「夜間の温度が低い」(3~5度)と思ってください。シクラメンの咲きぐあいを見ながら、室温の参考にしてみてはいかがでしょうか。

お正月を飾るめでたい植物(2012年1月号)

  めでたい植物で一番知られているのは、「松竹梅」ですね。松は長寿で冬でも青々としていることから不老長寿を意味し、「神が宿る木」とも言われ、平安時代から重宝されてきました。竹は、成長が早いことから子孫繁栄の象徴とされ、雪の重みに耐えながらこれを跳ね返す丈夫な力強さが、平穏無事を表すものとして室町時代から縁起のよいものに加わりました。ウメは、雪の寒さの中でも花をつけるところから生気と華やかさを表すものとして、江戸時代になってから加わるようになったそうです。松竹梅は中国の唐や宋の時代のころから、「厳寒の三友」と呼ばれ、めでたい植物とされていました。その他、めでたい(縁起のよい)植物としてユズリハ、フクジュソウ、ナンテン、センリョウ、マンリョウなどもあります。皆さんも、お正月に飾ってみませんか。

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